MATLAB EXPO Japan、今年は宇宙・無線通信の講演が多数あります!
5/31 に開催される MATLAB Expo Japan に向けて社内では着々と準備が進んでいます。今回は【宇宙と無線通信トラック】で予定されている5つの講演について、それぞれの見どころポイントを同僚の田中さんが紹介してくださいます。
こんにちは、田中明美です。通信システムに関連する案件を中心に活動しているエンジニアです。
弊社 MathWorks は毎年 MATLAB EXPO という MATLAB, Simulink の総合テクノロジカンファレンスを実施していますが、今年の MATLAB EXPO Japan 2023 では、非常に嬉しいことに念願の“宇宙と無線通信”専門の講演トラックを設けることができました!これは、産業/教育界の無線通信領域で MATLAB を使用した研究/開発/設計に携わるお客様の多くの実績と、ご講演を快くお引き受けいただいたご講演者のみなさまのお陰と実感しております。
そこで今回は、宇宙と無線通信トラックの各セッションの見どころをご紹介したいと思います。
Beyond 5G/6Gに向けたテラヘルツ帯・ミリ波帯を用いた無線通信システムに関する研究
高周波数帯を活用した無線通信システムの検討について紹介し、通信容量やカバレッジに関して、MATLAB®を用いた計算機シミュレーション評価の結果を説明します。
田中の激押しポイント!
サイバー・フィジカル・システム実現にむけ、テラヘルツ帯、ミリ波帯といった高周波での評価結果をお伺いできます!無線通信技術にかかわる方なら誰もが知っておきたい情報満載です!
宇宙産業の展望と民間企業によるロケット開発
国内民間企業で初めての宇宙空間到達などの実績を作ったインターステラテクノロジズのロケット開発の変遷や現在の取り組み、展望などを技術者兼経営者の観点で共有します。スタートアップの民間企業として自社でロケット開発に取り組んだ事例を紹介するとともに、その意義、宇宙産業の未来についても触れます。
田中の激押しポイント!
民間企業様だから取り組める技術やビジネス、開発のアプローチや速度感など、様々なチャレンジや面白さをお伺いできます!現在宇宙開発に携わってる方も、これから宇宙開発に携わりたいと夢見る方も必見です!
JRCのローカル5Gの取り組みとBeyond 5Gに向けて
ローカル5Gは自己土地利用が基本であり、電波伝搬シミュレーションによるシステム設計が重要である。ローカル5G、の導入事例(テストコース等)とMATLABによる電波伝搬シミュレーションの取り組みを紹介し、またBeyond 5Gに向け、MATLABを活用した開発の取り組みを紹介します。
田中の激押しポイント!
多くの海外向けプライベートLTEソリューションを成功されたノウハウを国内向けローカル5Gへ展開されたストーリーをお伺いできます! ローカル5Gの免許申請に利用できる電波伝搬アプリケーションも実演いただけるかも!?
宇宙開発利用の進歩に貢献するモデルベース開発技術
技術と信頼で宇宙ソリューションのミッションクリティカルを支えるNECの衛星システム、および搭載機器の開発が、MATLAB、Simulinkを利用することにより実現されている事例を紹介します。
田中の激押しポイント!
宇宙事業での大きな課題をモデルベース開発で解決された実例をお伺いできます!モデルベース開発で効果が見込めるのは自動車産業だけではないんです。実際にどれくらい効率化されたか知りたくないですか?
次世代モバイル通信に向けた衛星と航空機を用いた通信システムの研究開発
近年、静止軌道衛星、低軌道衛星、航空機など伝送容量や遅延が異なる三次元に広がる非地上系ネットワークネット(NTN)による新たな通信システムの構築と利用が進んでいます。NTNの現状と特徴に触れ、今後のネットワーク技術の研究開発について説明します。
田中の激押しポイント!
長年、数々のNTNプロジェクトをリードされ積み重ねられた宇宙通信システムの技術と開発の最新動向を幅広くお伺いできます!最新の無線技術がもたらす未来を一緒に想像しませんか?
まとめ
例年、MATLAB EXPO は MBD や自動車業界を中心に事例を掲載していましたが、今年さらに未来の技術である宇宙・無線通信技術を紹介しつつ、日本の産業発展に貢献したいと思います。ぜひ、ご参加ください!
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