ロボカップファイナルでのサポート
お世話になっております。MathWorksで学生競技会を担当している飯島です。
今回は7/13 – 7/17にタイのバンコクで開催されたロボカップをテーマにお話をしていきたいと思います。
◇ そもそもロボカップとは? ◇
コントローラーなどを使用しない完全自律型ロボットの競技会です。要するに人が操作しないで自分で考えて動いてくれるロボットの大会ということですね!こちらの大会の運営の思いとしては「2050年までにサッカーの世界チャンピオンチームに勝てるロボットチームを作る」という夢があるそうです。なんともロマンがありますね!
そんな大会ですが、大きく分けると5つのジャンルに分かれています。
○ ロボカップサッカー: 複数体のロボット自身の判断でボールをドリブルしたり、パスしたりゴールを決めるスポーツ競技。
○ ロボカップレスキュー: 災害時に人が通れないような道を進み人命救助の手助けを行うために作られた競技。
○ ロボカップ@ホーム: 家の中にいる想定で、ロボットに注文することで自分の代わりにロボットが要望を聞いてくれる競技。
○ ロボカップインダストリアル: 製造業において、危険な作業や重労働を人の手を使わずにロボットが肩代わりしてくれる競技。
○ ロボカップジュニア: 上記の大会への架け橋としてジュニア向けに作られた競技。
この5つのジャンルの中にもそれぞれまた別のリーグに枝分かれしているので、リーグを全て説明することはこのブログ内ではできませんが、興味がある方は是非ロボカップ公式ホームページを御覧ください。
◇ ロボカップファイナル ◇
基本的には各国で予選リーグを行い、勝ち進んだチームが世界大会での出場権があり、毎年別の国で大会を行っています。
そして今回のロボカップファイナルの舞台に選ばれた国はタイのバンコクです。
MathWorksはこちらのロボカップのイベントのスポンサーを行っており、ここからは、MathWorksが今回どのようなことをしたのか少し深掘りをして話して行きたいと思います。
◇ MathWorksメンバー ◇
今回のロボカップファイナルにはMathWorksからは3名体制で参加をさせていただきました。アメリカ、フランス、日本から一名ずつメンバーが参加して大会のサポートをしました。
◇ 企業ブース ◇
企業ブースでは質疑応答、アンケート調査、サポート説明などを行いました。そもそもMATLABがなんなのか知らないという方々に目の前で実際にデモを見せながら解説をしたり、アンケートに答えていただいた方にはMathWorksグッズもプレゼントしました。
こちらも大変盛況で300枚用意していたMATLAB関連の情報を載せたチラシも最終日待たずして全て完売してしまうほどでした。次回は倍の数を用意した方がよいかもしれません。笑
◇ ROS関連Workshop ◇
MathWorksのROS関連ワークショップイベントは最終日7/17の午後に1時間かけて開催させていただきました。
イベントの内容は、その場でMATLABオンラインをインストールしていただき、ROS接続を体験してもらうというものです。
こちらも多くの方々にMATLABでのROS連携の方法を理解していただき、実際に学生自身に自分の手で繋げるという方法を伝えることができたので今後も使っていただくことに期待します。こちらのイベントは30名以上の方々に参加していただき盛況でした。
◇ 大会参加チーム ◇
MATLABを利用している日本チームにも出会うことができました。全てのチームは紹介しきれませんが、Robo Dragons やShinobiというチームはMATLABを使ってプロットした結果を会場内のポスターに採用をしていたり、CIT Brainsというチームは設計前段階で物体回避の計算などでMATLABを利用していたというお話も伺いました。弊社製品を利用してくれていることに本当に感謝申し上げます!
CIT Brainsはヒューマノイドリーグ優勝
Shinobiさんはジュニアサッカーリーグ優勝
を見事に果たしました!本当におめでとうございます!
◇ 今後の展望 ◇
今回参加したチームにどのようにMATLABを利用しているのか、またどのような利用をしたいのか、などのご質問をさせていただきたいと考えています。そこから今後どのようにサポートをすればさらに良くしていくことができるのか、利用者の声を大事にしたいと思っているので、お声がかかった場合はぜひご協力のほどよろしくお願いします。
◇ ライセンスサポート ◇
最後になりますが、今回RoboCupに参加した方や来年にロボカップに参加しようと考えているみなさんは実はMATLABのライセンスが無料で使えるということをご存知でしょうか?
是非ダウンロードしてMATLABをご活用ください。こちらから無料ライセンスの申請ができます。
ということで今回のロボカップ大会においてMathWorksの活動報告についてお話をしてきましたがいかがでしたでしょうか。
こちらの記事に関してのご質問等があれば是非コメントをご活用ください。
また次回の記事でお話ができるのを楽しみにしています。
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