MathWorks Japan でインターンシップ 2021
本日はインターンとして活躍してくれた学生お二人へ、メンターの小林さんと前田さんが改めてのインタビュー。MathWorks Japan でのインターンシップに興味のある方、インターン生の生の声をどうぞ!
こんにちは、テクニカルサポート部の小林です。今日は、MathWorks のインターンシップの活動についてご紹介できればと思います。
MathWorks では、例年修士・博士課程の学生を対象にしたインターンシップを開催しています。インターン期間中は Buddy 制度により、各インターン生にそれぞれテクニカルサポート部1名の担当者がつき、日々の業務のフォローを行いながら、主にサポート業務を中心に活動します。昨年は、コロナの影響で見送りとなっていましたが、今年度は初のオンライン開催となりました。
インターンシップが終わって、2週間ほど経過した某日。Buddy を務めた同じくテクニカルサポート部の前田さんと私は、今年のインターン生である K さん(M1システム制御系専攻、東京都在住)と F さん (M1 宇宙工学専攻、福岡県在住)と、Teams 上で再会しました。
約 1 か月間のインターンシップ、お二人にとってはどんな経験だったのでしょうか・・・インタビューを通して、ご紹介します。
インターン参加のきっかけは?
前田・小林: おおーお久しぶりです!ちょうど2週間ぶりですね。今日はありがとうございます。お元気でしたか?
K さん・F さん: はい!
前田: 早速ですが、インタビューの内容に移りますね。インターンに参加したのは初めてでしたか?また参加のきっかけについて教えてください。
K さん: 企業でバイト的な感じで働いたことはありますが、インターンは初めてです。きっかけは、色々あると言えばありますが、興味を持ったのは MATLAB が好きだったからというのがあって。ただ、会社で何をやっているかはわからなかったので、インターンないかな、と思っていたのですが、偶然ツイッターで(募集要項について)流れてきたので。
F さん: 僕は、1 dayや 2 day などの短期のものに 1,2 回行ったことありますが、長期のものは初めてです。きっかけは、MATLAB を研究や授業で頻繁に使っていたことです。募集要項に「サポート業務」というのがあったので、サポートを通じて MATLAB についてより深く知りたい、またそこで得た知識を持ち帰って、研究室にも還元したいと思い応募しました。
小林: お二人とも MATLAB を愛していただいているようで…(笑)ありがたいことです。MATLAB は大学 1 年生から触り始めたんですか?
K さん: はい。実験のグラフを書くのに何を使っていいのか分からなかったのですが、学校の食堂の全部のテーブルに MATLAB の三角柱の広告のようなものが置いてあるのを見て、「これだ!」と。今のところ、あれ以上に役に立った情報はないです(笑)
F さん: 僕は、学部生のとき(北欧に)留学中、知りました。それまでは、Excel とかでがんばっていた記憶があります。
インターンでの印象は?
前田: オンライン上でのインターンとなりましたが、plus / delta はありましたか?
K さん: 良かった点は、僕は朝非常に弱いので、それは大変助かりました。あと、リモートワークがどんな感じか、というのを知れたのが良かったです。ただ、オフィスに行って得られることがあったのかな、と思うと残念です。あと、過去の対面でのインターンでは、(サポート業務以外の)別のプロジェクトなどもやってたと聞いたので、残念でした。でも、全体的には良かったです。
F さん: 僕は特に福岡からの参加だったので、アパートを借りたりせずにできたのは良かったです。悪かったことはあまり思い浮かばないですが…プロジェクトがなかったこと、またオフィスで直接、色々な方とお会いできなかったのは残念でした。ただ、オンラインならではの企画で、名古屋オフィスの方などと(勤務地と関係なく)オンライン上でざっくばらんにお話しできたことは良かったです。
小林: 期間中、ワクワクしたこと、辛かったこと、どちらでもいいのですが、印象に残った出来事ってありますか?
K さん: 一番かどうかはわからないですが、社内用のページに初めて入って、社内の資料やどんな人が働いているか、などを見れた時は楽しかったです。あと、サポートの体制がデータベースなども活用されてシステマティックになっていたのが印象に残っています。他には、色々な方のお話を聞けたのが良かったです。辛かったことは全然なかったですね。インターンが始まる前は、1 時に寝て 10 時に起きる生活だったので辛かったですが、正常になりました(笑)
F さん: いろんな部署の方とお話させていただいたんですが、部署ごとにカラーがあるといいますか、ユニークといいますか。そういう感じで働かれている方とお話できるのは、大学にいるとなかなかないので。辛かったことはないですね(笑) 始まる前は、9-18 時で社会人的に拘束される、という気がしていましたが、長いと感じることもありませんでした。
小林: MathWorks の印象や、インターンシップについてなど、参加前と参加後でギャップはありましたか?
K さん:僕は知らずに来たというか、むしろ何もわからないから来たところがあるので、ギャップはなかったですかね。サポート業務は、来たメールに直接返信するのかな、と思っていましたが、(ツールを介してやっているので)システマティックだった、という印象がありました。
F さん: 会社そのものについてはどんなことをされているのかイメージがつかなかったので、インターンを通じてみたものすべてがギャップでした。サポートの裏側というか、皆さんでミーティングしながら対応されているところは、ユーザ側からは見えないところなので。(以前対応したことのあるお客様の)名前まで覚えているほど、深く状況を把握されているとか。
K さん: そういえば「サポート」っていうと巨大な部隊がいる(コールセンターのような)イメージでしたが、実際は専門性のあるエンジニアが少数精鋭で対応している、という感じでした。
前田: メールの冒頭に「サポートセンター御中」って書かれている方もいるので、巨大なセンターを想像されているのかなとも思います。反面、「いつも回答してくる人、同じだな」と思われているかもしれませんね(笑)
サポート業務の印象は?
前田: サポート業務を担当してみて、難しさを感じたことは何ですか?
K さん: あんまり僕自身がやったものでは感じませんでしたが、コンサルティングサービスとの切り分けで、標準サポートがデバックをどどこまで対応するか、を判断するのが難しいという話は印象に残っています。どこまで踏み込むか、という難しさはありますよね。
小林: 担当者や課題そのものに依存するところも多いですしね。
F さん: 技術的な深さとしてどこまでサポートするか、は(お客様の状況を)俯瞰してみないといけない、というのもありますし、製品が対応しているアプリケーション範囲が広く、また同時に複数のお客様の対応をしなければいけないので、運動神経の良さのようなものも必要があるのかな、と思いました。(サポートしなければいけない範囲の)ふり幅がすごいなと。
小林:(同じ事象についても)分野が違うと使われている言葉が違うこともあり、理解や説明で苦労することもありますね。
前田:(今回はできませんでしたが)オフィスで(お客様からの)電話も取ってもらったら、またそこから感じられることもあったかもしれないですね。(質問内容が)自分の専門分野でなかったりすると、他の詳しい担当者に電話を回すしかないですからね。
小林: サポートを通じて知った MATLAB 機能で、「おお!便利だな」と、思ったものはありますか?
K さん: arrayfunですかね。イチイチ for 文で回していたので、便利だなって思いました。
小林: 確かにコードで使われていると「この方、やるな!」って思います(笑)
F さん: 確かにあのシリーズ、便利ですよね。structfun とか。あと、Simulink もインターン期間で初めて触りましたが、直感的にコードが書ける、という感じがしました。
前田: これからの学校生活でも MATLAB は活用できそうですか?
K さん: 今までもなんかほんとに欠かせない感じだったので、これからも変わらず、ということですかね。これから Simulink も使っていこうかなという気持ちになりました。
F さん: 僕も研究で使っているので、これからもずぶずぶな感じなのかなと(笑)あとは 21b にそろそろアップデートしたいのですが、まだ手が動いていなくて。
小林: サポートのお問合せでも、あれからちょっとずつ 21b を触られる方が増えてきている印象ですよ。
インターン活動で得られたものは?
小林: インターンが終わって、2週間が経ちました。振り返ってみて、何か得られたものってありましたか?自分の成長を感じられたことなど、あれば教えてください。
K さん: 一日 8 時間平日に働くという経験を全くしたことがなかったので、ある意味で残りの学生時代の貴重さは感じましたし、社会人の方は大変なんだな、とその辺のところを垣間見たというのがあります。あとは今後の進路というか、僕はあんまり「バリバリ働いてやるぞ!」というタイプではないのですが、今後どんな風に生きていくのか考えるきっかけになったという印象があります。
小林: 深いですね。。。働いている時間って、長いですよね。割り切って働くか、趣味や好きなことを仕事にするか、とかも考えますよね。
F さん: 成長したポイントですよね…細かいところだと、サポートを通じて MATLAB や Simulink の機能をいろいろ知れた、というのはあるんですけど、いろんなキャリアを持つ方がお話を聞かせてくださったので、キャリアパスというか、意外と転職して別のことをやる道もあるんだな、と感じました。親は全然転職することもなかったので、選択肢が広がるような経験でした。
前田: 最後に、将来的にインターンを検討している学生の方に、メッセージを一言お願いします。
K さん: 可能なら、なるべく長い期間でやる方がいいのかな、と思いました。(理由としては)最初、1か月は長いな、と思っていたんですが、そうではなくて、やれること、知れることが(期間が長ければ長いほど)あると感じたので。
F さん:サポートチームの方に、ほぼマンツーマンで(フォローしてもらいながら業務を行う)、という経験はすごい貴重で、なかなかないと思います。また、色々な方にもお話が聞けて、人生的にも考えるきっかけにもなったので、「是非!」ということで。
前田: 素敵なメッセージをありがとうございます。改めていろいろなご意見をいただけて、大変参考になりました。これからも MATLAB を末永く使っていただいて、(製品のことでも人生のことでも)何かあれば相談してくださいね。あと、MATLAB Answers もあるので、ここで得た知識を使って回答にもチャレンジしてもらえたら「回答してるなー」と、見守りますので(笑)
小林: (二人が回答しているのを)見つけたら、嬉しいですよね。回答できそうものがあったら、チャレンジしてみてください。今後、会社の近くを通ることがあれば、是非、遊びにきてくださいね。
全員: 今日はありがとうございました。
まとめ
インターンシップが始まる前は、オンラインで 1 か月間、例年のような活動ができるのか、と心配していた部分もありましたが、今回のインタビューを通じて、K さんと F さんに業務や会社のカルチャーのようなものを少しでも感じとってもらえていたようで、ほっとしました。来年度以降も、どんな形式になるかわかりませんが、MATLAB や MathWorks の魅力を感じとってもらえるようなインターンシッププログラムを提供できればと思います。
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