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MATLAB & Simulink ユーザーコミュニティー向け日本語ブログ

Lightning Talk の舞台裏:”お絵描きでMATLAB使ってます”

こんにちは、井上です。梅雨の季節は保育園の送り迎えが大変です・・。

今日は Lightning Talk @ MATLAB EXPO 2019 発表者特集第二弾として、

MATLAB 擬人化キャラでインパクトを与えた わたなべ @mana_544 様のご紹介。

↑わたなべ様からご提供頂いた MATLAB擬人化キャラ(表示されない場合は こちら からご覧ください)

こちらの全天球イラストを描く時に必要となるパースガイドの生成するために、MATLABをお使いとのこと。

MathWorks の公式イベントにて非公認キャラを発表いただくという大胆さもさることながら、私自身、寡聞にして全天球イラストなる存在も知らず、そうやって書くのか・・・と目からうろこが落ちました。Lightning Talk で紹介いただいた MATLAB スクリプトや背景について、 Qiita に詳細をまとめてくださっていますので、皆様も是非ご覧ください。

Qiita: 全天球イラスト作画補助ツール(パースガイド生成)を作った話

発表スライド(リメイク版)では、全天球イラストの作成過程も動画込みで詳細にご説明されています。

 

パース作成の背景だけでなく、随所に潜む MATLAB の小ワザ、そしてフィボナッチ数から導き出される「黄金角」と色相環にまで話が及び、技術読み物として大変面白かったです。

ベクトル化による高速化や画像の出力方法など わたなべ @mana_544 様の高い MATLAB 力が伝わってきます。

その他の作品については Qiita 記事内にも紹介がありますが わたなべ [pixiv] をご覧下さい。

 


インタビューにも答えていただきました。

Lightning Talk にはどういった経緯で参加くださることに?

わたなべ様: 前回(2018)のMATLAB EXPOに参加させて頂いた時にLightning Talkを初めて見たのですが、そのときに「あ、ワタシと同じ人たちがおる」と、もう直感でしたね(笑)。MathWorksさんがこれだけ“ヘンなことにMATLABを使う”ことに寛容ならば、これはワタシも出なければという謎の使命感が働いてしまいました(笑)。

 

今回発表いただいた内容以外にも使われていますか?

わたなべ様: 絵を描く時の補助ツールとしては、最近ですと「ひまわり畑のガイド(どんな向きや大きさで描けば良いか)」をMATLABに計算させました。quiverという矢印プロット関数を、ベクトル場解析ではなくひまわりの向きを可視化するのに使うヤツなんてワタシぐらいのものでしょう(笑)

もちろん本業のお仕事(自動車の制御開発)でも、とてもお世話になっております。

 

MATLAB/Simulink を使い始めたきっかけは?

わたなべ様: 最初の使い始めは、高専の制御の授業でした。Simulinkでブロック線図描いて、ボード線図表示して・・・みたいな、オーソドックスな使い方ですね。あの当時から絵とかマンガは描いてましたが、まさか絵描きにMATLAB使うなんて発想はありませんでした。ものは使いようです。

 

最後に、今回 Lightning Talk に参加頂いて、いかがでしたでしょうか?

わたなべ様: 今回のLightning Talk参加を通じて、5分という短い時間で伝えることの難しさなど、発表する立場として非常に得るものがありましたし、MATLABを(仕事以外でも)使い倒してやろうという、私と同じ意思を持った方々との交流も出来て、大変満足しております。参加の機会をいただき、本当にありがとうございました。
ワタシとしてはぜひ「ヘンなことにMATLAB使ってる」人から、いろいろなアイデアの刺激を得たいと思っていますので、我こそはと思う方はぜひ、次回のLightning Talkで発表してみてください。ワタシも楽しみにしています!


わたなべ @mana_544様、改めてご発表頂きありがとうございました。

集え!ヘンなことにMATLAB使っている人!

ということで、「私もこんなことやってみたよ」など披露の場を待っているネタがございましたらご連絡お待ちしております。是非ブログで紹介させてください。

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