【学生フォーミュラ】2023年に新設された特別賞 ”MathWorks賞” について
お久しぶりです。学生競技会を担当している飯島です。
今回は学生フォーミュラ日本大会において、MathWorksによる新たな特別賞を設けることになりましたので、以下にこのMathWorks賞の詳細をご紹介したいと思います。『MATLABを使って〇〇をしてみました!』という方はぜひご応募ください。
特別賞の概要
MathWorks賞は、学生フォーミュラで自動車開発を行っているチームや個人のスキルや知識を含む技術力の向上を目的に、2023年の学生フォーミュラ日本大会で新たに設けられた賞であり、MathWorks製品を活用しているチームや個人に対してその優れた成果を称えるものです。
賞金
MathWorks賞に応募した学生フォーミュラチームの中から、上位3チームに下記の賞金が授与されます。今年は初の試みということで周知をしていく段階のため入賞できる可能性も高いかと思いますので、自信がない方もぜひ応募してみてください!
1位: 5万円
2位: 3万円
3位: 2万円
参加資格
MathWorks賞への応募資格は、学生フォーミュラに参加しているチームでMathWorksの製品 (MATLABやSimulinkなど) を利用しているチームであれば誰でも応募が可能です。ただし、1チームで1つのモデル/アプリケーションでお願いします。
提出方法
学生フォーミュラ大会に参加登録されているチームは、学生フォーミュラ支援システムにログインできるかと思います。ログイン後、提出物アップロードの画面から、Excelファイルのダウンロードと提出ができます。
審査の流れ
MathWorks賞審査は2つのステップで行われます。
最初のステップ
デザイン特別賞エントリーシート(Excelファイル)の提出です。こちらのエクセルシートには下記にある4つのお題(テーマ)が書かれていて、そのお題に回答していただきます。提出された書類とMathWorks側で用意している選考基準を基に評価を行います。MathWorks製品の活用度や技術の応用能力、プロジェクトの完成度などを評価対象としています。
注)モデルの提出はありません。審査はあくまでどのようにMATLABを利用したのかという使い道を重視するものなので、スクリーンショットの提出をしていただきます。
2つめのステップ
オンラインセッションで口頭による質疑応答を行い、モデルやアプリケーションの理解度や完成度、技術的な説明力を評価します。例年通りであれば、特別賞の審査日は学生フォーミュラの静的デザイン審査の最終日に行われています。このオンラインセッションでは書類の中で説明しきれなかった部分や追加でアピールしたい部分を説明していただきます。資料を使ってもよし、モデルを見せていただいてもよし、特にルールはありません。できるだけ詳細なお話を聞かせていただけると、審査にもプラスになります。
本ブログでは紹介できなかった4つのお題 (テーマ) の詳細やサンプル回答例など、この記事をさらに深堀した内容を説明するYouTube動画もあります。こちらもぜひご覧ください。
終わりに
学生フォーミュラならびにMathWorks賞への応募は、自動車開発に情熱を持つ学生たちにとって、技術力向上と経験の積み重ねの機会です。MathWorks製品を駆使し、独自のアイデアと創造力を発揮できるいい機会です。入賞すれば、自身の実績を更に高め、将来のキャリアに繋がる可能性も高まります。大規模なモデルやシミュレーションでなくても、ちょっとした工夫やアプリケーションも大歓迎です。ぜひMathWorks賞へ自信を持ってエントリーし、これまでの取り組みや技術力をアピールしてください。皆さまの取り組みを拝見できることを楽しみにしています。
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