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MATLAB EXPO 2024のコミュニティーイベント:ライトニングトーク

先月、MATLAB EXPO 2024 Japanが実施されましたが、今年もたくさんのユーザーの方に会場のお台場にお越しいただきました。また、なんといっても印象的だったのが5年ぶりの展示エリアでのライトニングトーク!ご存じの方もいるかと思いますが、もともとMATLAB EXPOでのライトニングトークは会場の展示エリアで実施されるイベントでしたが、コロナ禍で一度オンラインに移行し、その後講演会場を使ったハイブリッドイベントになり、昨年はオープニングアクトとしてEXPOの前の週にオンラインで実施されました。
やはりライトニングトークの魅力はその場でエネルギーを感じられるというところなので、対面でのライトニングトークを復活できないかと考え、再び会場でのお祭りイベントを実現することができました。また、休憩時間に展示エリアでの開催だったので、とても盛り上がりました。もちろん、盛り上げるのに重要なのは面白い発表をしてくださった沢山の発表者と、それを楽しく紹介してくれたMCのお二人です。
本日はその盛り上げ役のMCお二方からもお話を伺います。

若い世代の勢いを感じる発表

発表はお昼や本セッションの間の休憩時間に展示エリアの横の広いスペースで行われました。
Venue.gif
今年は10名のグループに会場で発表いただきました。半分以上が大学生以下という若い世代のエネルギーが溢れるライトニングトークとなりました。
タイトル
発表者(敬称略)
1. 自宅でできる車両運動制御の自己啓発:MATLAB Homeによる4WS車体の操舵制御
鈴木元哉
2. CosmoCarry 幼児の置き去り防止システム
学校法人 岩崎学園 情報科学専門学校 わっきー
3. 気象庁データから読みとく気候変動:日本各地の140年間の気候変化をみる
ARC 有賀敬治
4. Stand By Bee
学校法人 岩崎学園 情報科学専門学校 りょう
5. 人力飛行機のセンサーデータ収集&リアルタイム表示システム
東京工業大学 情報理工学院 数理計算科学系 学部3年 あかげふ
6. Feel re AI
学校法人 岩崎学園 情報科学専門学校 津田直哉
7. ニューラルネットワーク及びLLMを用いた魚類の検出と分類
e-kagakuアカデミー 小松琢磨、松本慎太郎、大塚雄日、神山瑠星
8. カメラの画像による目標物の認識
e-kagakuアカデミー 茂木英生
9. LiDARの3次元点群とカメラのセンサーフュージョン
ImVisionLabs株式会社 板倉健太
10. 複数の画像をインプットとするネットワークの作成方法について
ImVisionLabs株式会社 林拓哉

最強MCコンビ

今年は初の試みとなる二人のMCでの司会進行となりました。会場ではお二人の生き生きした司会の声が響き渡っていました。
それぞれどのような想いでMCをされたのか、司会をやってみてどうだったか聞いてみましょう。

MC Kamatani

どうもこんにちは! ライトニングトーク司会進行をさせていただいた、アプリケーションエンジニアの鎌谷です。Xでもお騒がせしております。今回司会進行をお願いされたときに正直「ついにきたか・・・」とおもいましたね。ええ、声がかけられることは薄々気がついていました。ただ、Xで好き放題喋っているので私なんかが司会をやって、場をぶっ壊してしまわないかだけが心配でした。
会場にも多くのお客様にお越しいただき、とっても楽しかったのですが、ここでは裏話的にMCを務めるにあたって気をつけたことが3つありましたので紹介します。
1. お客様が主役
私は出たがりが過ぎるところがありますので、今回はマーケティングとも相談の上、ちょっとおとなし目にMCをさせていただきました
(何人かのフォロワーから“Xに比べて守りに入っている”と指摘されましたが、ニーズに合わせてあらゆるシーンに対応でき、ロバスト性が高いとお考え下さい 笑)。

2. ライブ感
あえて、お客様の発表資料を事前に熟読せず、どんな内容をどれぐらいの時間でお話になるか程度の理解にとどめました。生のトークを聞いたときに感じたことをそのまま質問することでライブ感を出していくことを試みました。
3. お客様と一緒に楽しむ!
もちろん1つ目のポリシー前提なのですが、司会がおとなしすぎると面白くないですよね?
発表者や質問者の熱意や驚き、笑いに合わせて一緒に楽しんでいくことを心がけました。
素晴らしい発表をご用意いただけた発表者様、お越しいただいた聴講者様と一体なった時間はとっても楽しかったです!多くの方にお越しいただけたイベントなので来年もできるといいなと思います。ライトニングトークを見た何人かの同僚が「俺もMCやってみたいなぁ」と言っている人がいました(本気かなぁ?)。来年続投となるのか?新規メンバー参入?来年もどうなっていくか楽しみです!

MC Endo

皆さんこんにちは!同じくライトニングトーク司会進行を務めました、トレーニングエンジニアの遠藤です。EXPO 当日はメインでプログラミングコンテストブース担当をしつつ、ライトニングトーク第一部後半~第二部のMCを担当させていただきました。
私自身オンライン発表会のMCなどは何度か経験がありますが、今回は会場での対面実施ということもあり、楽しみな気持ちと不安な気持ちが混ざりながらMCの仕事に臨みました。
今回 MC を担当するにあたって意識していたのは、「発表者が発表しやすい場を作る」ということです。特に、私がMCを担当する時間帯は学生の方々の発表が集中していたので、発表者の方々が発表しやすいように適度に場を盛り上げつつ、かと言って脇役であるMCが目立ちすぎないように、と思いながらマイクを握っていました。ただ、実際は発表者の方々の面白い発表によって自然と場が盛り上がっていたので、そこに乗っかるような形で少し楽させていただきました。
また、聴講者の方がどれだけ集まってくれるかについては正直少し不安でした。特に、今回は第二部は講演の合間の時間帯での実施ということで、できるだけ声を上げて集客しなくては、という心持で臨みました。が、蓋を開けてみれば、私が集客に声を張り上げるまでもなく自然とステージ前のスペースには収まらないくらいの人が集まり、完全に私の取り越し苦労でした。会場にお越しいただいた方々、ありがとうございました!
実際にMCをやってみての感想としては、「皆さん発表がうまい!」の一言につきます。ライトニングトークは5分発表5Q&Aという限られた時間での発表のため結構時間をオーバーしてしまうことも多い発表形式なのですが、今回は発表者の方々全員がほぼ時間通りに発表(あるいは録画を準備)されていて、相当事前に準備されていたのだと思います。発表者の方々、本当にありがとうございました!
ちなみに、これは完全に余談ですが、このMATLABライトニングトーク企画が始まったのは MATLAB EXPO 2018 からなのですが、その時の最初の発表者が、何を隠そうまだ MathWorks に入社していない大学生の私でした。学生の身分でありながら企業の方々が大勢いる場で発表できたのは、私にとって非常に貴重な体験でした。今回MC を担当することで、少しはその時の恩返しができたのかな、と思っています。
それでは、改めて、素晴らしい発表をしていただいた発表者の方々、そしてそれを見に来ていただいた聴講者の方々、本当にありがとうございました!来年もぜひライトニング会場に足を運んでいただければ幸いです。また、今回の発表を聞いて「自分も発表してみたい」と思った方は、ぜひ今度は発表者として参加してみていただければと思います!皆さんのご応募お待ちしています!

MATLAB EXPO Japan オンライン

鎌谷さん、遠藤さん、コメントありがとうございました!お二人ともライトニングトークをいかに盛り上げるか、いかに皆さんに楽しんでもらえるか、というところを意識されていたというのがすごく分かりました。ありがとうございました!
そしてもちろん、一番の主役は発表してくださった皆さんです。幅広い内容のお話しを披露していただきありがとうございました!
余韻に浸っていたいところですが、どんなに楽しいことであっても終わりは必ず訪れます。EXPOが終わった翌週から私はだいたい”ライトニングトークロス”というのを経験するのですが、なんと今年はいつもとは違います!今年は会場でのEXPO本講演を限定録画配信する MATLAB EXPO Japan オンラインを実施します!このイベントは6月25日から6月28日の四日間行われますが、その毎日の最後の枠でライトニングトークを開催いたします!今回会場で発表された皆さんはもちろん、オンラインだけでの発表者も5名加わって、合計15グループが発表されます。MCの司会もLive Q&Aもありますので、是非楽しみにしていてください。

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