【R2024b】新機能紹介(一部)
こんにちは、道家です。先月 R2024b がリリースされましたね。ワクワクしますね~。ところで、年に2回あるアップデートですが、 “a” リリースと “b” リリースの違いは何だと思いますか?答えはこちらの記事をご覧ください。
さて、今回も沢山の新機能が詰まっていますが、私が気になったものをいくつか紹介します。
ライブエディターのカスタムフォント
ライブエディターには5種類(+コード)の書式があります。
ODEソルバー タスク
タスクはコーディングを手助けしてくれる効率化ツールです。R2024bでは常微分方程式を解くためのタスクが追加されました。解く方程式を用意するだけで、あとはタスクにお任せできます。
パフォーマンス(実行速度)の向上
MATLAB はリリースごとに速くなっていますが、毎回その中でも大幅にパフォーマンスが向上する機能があります。今回は、私の興味であるアニメーションに関する機能を二つ紹介します。
一つ目は waitbar 関数です。R2024a に比べて数倍速くなっています。waitbar は計算の進捗を表すのに役立ちますが、画面に表示する作業自体が時間かかるので、パフォーマンスを重視するプログラムの場合は気になってしまいます。でもこんなに速くなっているのであれば、それほど気にせず使えますね。
もう一つは legend があるグラフのアニメーションです。地味ではありますが、とても嬉しい改善です。私も以前、legend があるグラフでアニメーションをすると遅くなる、というのに気付き、その時は legend を使わない方法で描画しました。もうその必要はなくなりました!
可視化
可視化にも幾つか新機能があります。
load patients
Smoker = categorical(Smoker,logical([1 0]),[“Smoker”,“Nonsmoker”]);
v = violinplot(Diastolic,GroupByColor=Smoker);
title(“最低血圧”)
legend(“喫煙者”,“非喫煙者”)
compassplot は昔から存在した compass コマンドの代わりに推奨される新しいコマンドです。違いとしては、ネイティブな極軸(Polar Axes)を使ったコマンドになります。このようにネイティブ機能を使うことによってカスタマイズしたり使いやすくなったりします。
figure
rho = [1 3 2 2];
theta = [0 pi/4 3*pi/4 5*pi/4];
compassplot(theta,rho)
figure
surf(peaks)
constantplane(“x”,20,“FaceAlpha”,0.6)
Comments
To leave a comment, please click here to sign in to your MathWorks Account or create a new one.