大盛況! コミュニティイベント@MATLAB EXPO 2019
2019年5月28日に開催された MATLAB EXPO 2019 Japan でのコミュニティイベントの様子をご紹介します。
MATLAB EXPO は年に1回のユーザーカンファレンスです。
年々参加者が増える中、MATLAB ユーザーが主体となって発信や交流をする場として盛り上げようと今年もコミュニティイベントを実施しました。
本記事ではポスター発表とMATLAB Lightning Talk について取り上げます。
【ポスター発表】
ポスター発表は MATLAB を用いて行った研究やプロジェクトの成果を発表する、学会発表などでお馴染みの企画です。各大学、民間企業をはじめ、国立研究開発法人からも幅広いテーマで、14名の方からご発表いただきました。
発表いただいたポスターはこちらからご覧いただけます。
EXPO 来場者による人気投票のTop 3をご紹介します。
- 第1位:「Arduino-MATLABによるセンサ情報の取得 (その2)」- コニカミノルタ株式会社 西垣 森緒様
- 第2位:「スピーカーの状態空間モデルと現代制御理論を用いた空間音響再現」- 株式会社 Trigence Semiconductor 岩村 宏様
- 第3位:「機械学習や 3 次元点群処理技術が切り拓く植物計測の技術革新」- 東京大学 大学院 板倉 健太様
ポスター投票第1位の発表の様子
西垣様は最多得票者の発表の瞬間もポスター前で質問に答えていたほど来場者の関心を集めていました。
【MATLAB Lightning Talk】
来場者によるアンケートに「EXPO で一番盛り上がっていた」とのお声をいただいたのが MATLAB Lightning Talk です。
各自5分の持ち時間で MATLAB を使った面白ネタを発表する人気企画なのですが、今年の盛況ぶりはさすがに想定外です。発表内容は残念ながらご視聴いただけませんが、タイトルはこちら。想像通り? 個性豊かな強者揃いで、プレゼンもお上手です。
Lightning Talk の発表タイトル
シュミットさんによるプレゼンの様子
写真でお伝えするのは難しいのですが、光学式マウス内のセンサーと Arduino を連携させてマウスの動きを把握する仕組みを画像スキャナとして応用するライブデモの一コマです。
画像出典: 西垣様「Arduino-MATLAB によるセンサ情報の取得」の発表資料より掲載
用紙に書かれた文字が少しずつモニターに映されると「おーー!!」という歓声が。時間切れで最後の一文字までは写せませんでしたが、拍手喝采のプレゼンでした。
もう一つご紹介します。全天球イラストと呼ばれる 360° 自由に絵を見回すことができる描写方法があり、そこで必要とされるパースの座標計算を MATLAB を使って効率化したという発表も大好評でした。
「お絵描きしてるハズなのに楽しくない・・・!!!」という気づきから、MATLAB の活用を思い立ったとのことです。発表の最後には力作のイラストをご披露。右に左に動かしてイラストの世界を堪能できる技術について知る良い機会にもなりました。
画像出典: 高橋様「お絵描きで MATLAB 使ってます」の発表資料より掲載
来年開催の MATLAB EXPO でも MATLAB ユーザーによる発信・交流の場を設けていく予定です。
発表者の募集は Web サイト等で行う予定ですが、ご興味のある方は Twitter なり、ブログコメントなりでさっそくお知らせください!
- Category:
- MathWorks イベント,
- MATLAB Expo
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